2015年02月12日
ソーシャルレンディングに投資をするならば、運営会社自体の信用力を鑑みて、最有力候補となるであろうSBIグループが提供するSBIソーシャルレンディングでしょう。
※ ソーシャルレンディングとは、お金を投資したい人と借りたい人をインターネット上でマッチングするサービスで、米国・英国で生まれました。2014年12月には米国でレンディングクラブ社が株式上場を果たして、時価総額は1兆円以上となっております。日本でもSBIを筆頭として数社かサービスを行っており、年間のマッチング額は数十億円に達しており(米国では数千億円!)ます。
⇒ ソーシャルレンディングとは?
そのSBIソーシャルレンディングが提供している各ファンドの実際の運用実績について検証していきます。
SBIソーシャルレンディングが提供しているファンドは大きくわけて、下記の3種類となります。
- 不動産を担保に融資する貸付事業に出資するファンド
SBISLコーポラティブハウスローンファンド 2011年8月から運用開始
運用利回り 4%~6% 運用総額 10億4,970万円 償還総額 8億1,870万円
SBISL不動産バイヤーズローンファンド 2013年9月から運用開始
運用利回り 3.5%~4% 運用総額 4億7,620万円 償還総額 1億8,620万円 - SBI証券に株券を保有する人へ株券を担保に融資する貸付事業に出資するファンド
SBISL証券担保ローンファンド 2012年1月から運用開始
運用利回り 2% 運用総額 4億3,162万円 償還済額 3億2,878万円
この3種類のファンドでは運用開始以降、焦げ付きが発生した事はなく、たとえ焦げ付きが発生したとしても、不動産や株券を担保としている事から相当に安全性が高いファンドといえるでしょう。
ただ、過去にはSBIフリーローンファンド等の、無担保で法人や個人に融資する貸付事業に投資するファンドもありましたが、個人向けの融資事業で返済に遅延等が発生した事から、取扱いを中止してしまいました。
しかし、投資家保護を第一に考えて取扱いを中止した事を鑑みれば、目先の利益にとらわれる訳ではなく、あくまで投資家保護を優先した訳であり、信頼に値する処置であったといえます。
そこらへんがSBI証券や住信SBIネット銀行を傘下にもつSBIグループの強みであり、信頼に値する所以だと考えます。
もし、ソーシャルレンディングに投資をしたいと考えるならば、SBIソーシャルレンディング以外に選択肢はないと断言できるでしょう。